はじめまして。なやまると申します。
私はこの度、3年間務めた国家公務員を退職しました。
公務員の仕事は「安定している」と言われますが、実際に働いてみると厳しい現実も多く、私は最終的に辞める決断をしました。
おそらくこの記事を読んでいる方も、「公務員を辞めたい」「でも、本当に辞めていいのか」と悩んでいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、私が国家公務員を退職した5つの理由をお伝えし、さらに公務員を辞めてよかったこと、後悔していること、辞めるのにベストなタイミングや判断基準についてもお話ししたいと思います。
公務員になるために、私は働きながら1年間必死に勉強し、合格を掴み取りました。
しかし、その努力を無にしてでも辞めるという決断に至ったのには、それなりの理由があります。
「今の仕事を続けるべきか?それとも辞めるべきか?」
そんな悩みを抱いている方にとって、この記事が少しでも判断の材料になれば幸いです。
- 辞めた人のリアルな体験談が分かる
- 公務員を辞めるメリット・デメリットが分かる
- 公務員を辞めて後悔しないための判断基準が分かる
国家公務員を退職した5つの理由
国家公務員の仕事は多岐に渡りますが、私は本省勤務ではなく、国の出先機関で働いていました。
退職に至った主な理由は、以下の5つです。
- 業務量・残業が多かった
- 個人任せの仕事スタイルが合わなかった
- 仕事にやりがいが持てなくなった
- 組織の非効率さにストレスを感じた
- ストレスで体調に支障をきたした
業務量・残業が多かった

業務量と残業の多さに疲弊する日々
私が退職を決意した大きな理由の1つは、業務量と残業の多さでした。
公務員を辞めたいと考えている人の中でも、同じ悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
私の場合、本省勤務のように月80時間を超える残業はありませんでしたが、朝8時から夜19~20時まで働くことが定常化していました。土曜出勤をすることもありました。
また、職場には「定時退庁日」という、原則定時で帰ることを定めた日が設けられていましたが、実際には形骸化しており、残って業務を行う職員が多かったです。
プライベートな時間を大切にしたい私にとって、平日に自分の時間が取れない働き方は非常に苦痛でした。
深刻な人手不足
業務量が増えた背景には、深刻な人手不足がありました。
私が入職して3カ月が経った頃、1人の先輩が休職し、さらに別の先輩が退職しました。
結果として、2名の職員が減った状態で、これまでと同じ業務量を維持しなければならない状況になりました。
しかも、職場の平職員は私を含めて1~2年目の新人ばかり。
私は入職1年目にもかかわらず、本来は中堅職員が担当する業務をほとんど任されることになりました。
何が何だか分からないまま、手探りで業務を進める日々が続きました。
この状態は翌年まで続き、ようやく新しい職員が配置されましたが、中堅職員2名分の業務を新人1人でカバーできるはずもなく、状況はほとんど改善しませんでした。
その結果、私の心身は少しずつ疲弊していきました。
上司からのサポートが得られなかった
決定的だったのは、上司からのサポートが得られなかったことです。
ある日、増え続ける仕事に耐えられず、直属の上司に「これ以上は無理です」と相談しました。
私は、業務量の調整や何らかのサポートが得られることを期待していました。
しかし上司から返ってきたのは、「そんなことを言ったって、どうにかしてやるしかないでしょ」
という一言。
具体的な解決策を示されることも、寄り添った対応をされることもなく、私は深く失望しました。
この出来事をきっかけに、「この職場では、自分の限界を訴えても何も変わらない」と悟り、退職を真剣に考え始めました。
個人任せの仕事スタイルが合わなかった

2つ目の理由は、個人任せの仕事スタイルが合わなかったことです。
確かに、残業時間が多かったことはとても不満でした。
しかし、それ以上に、周囲のサポートや「大変だけど一緒に頑張ろう」というチームワークがあれば、残業が多くても頑張れたかもしれない…と感じています。
「人のせいにしているように聞こえるかもしれない」
そんな思いもありますが、これが正直な私の本心です。
属人化した仕事の進め方
私が勤めていた職場は担当制で仕事を進めており、自分の担当している仕事は基本的に自分しか把握していないという状況でした。そのため、自分が休むとその仕事が滞ってしまうという環境でした。
いわゆる仕事の「属人化」というやつです。
自分の裁量で仕事を進められるといったメリットがある一方、自分一人でなんとかしなければならないというプレッシャーを常に感じることになり、精神的に負担を感じていました。
仕事が休みの日も、「あの案件どうしよう」「あの処理間違ってなかったかな」「次出勤したらあれやらなきゃ」など、仕事のことをずっと考えてしまうような日々でした。
チームワークの欠如
さらに、職場全体での協力体制やチームワークがあまり感じられないことも、ストレスを感じる要因でした。
各職員が自分の業務に集中しているため、困っているときに助け合えるような雰囲気は感じられませんでした。
例えば、若手職員が担当していた業務が1週間以上放置されることがありましたが、それに気付く人がいないまま問題になったこともありました。
業務が属人化しているため、担当者がいないと基本的にその仕事はストップしてしまうのです。
こうした環境では、気軽に休むこともできませんでした。
熱があっても出勤する上司や、休日にも出勤してくる先輩を見るたびに、「この職場は冷たいな…」と感じることが増えていきました。
もちろん、良い人もいました。
しかし、皆それぞれの業務に追われており、周りに目を向ける余裕が無かったのです。
私はチームで協力して働く方が好きなタイプなので、このような協力体制のない職場は、自分の価値観とは合わないと感じるようになりました。
仕事にやりがいが持てなくなった

3つ目の理由は、仕事にやりがいを持てなくなったことです。
私が公務員を志したのは、その仕事に社会的意義があると本気で思ったからでした。
興味のある分野でもあり、挑戦したいという気持ちが強かったのです。
もちろん、安定性や福利厚生などの魅力もありましたが、一番の理由は仕事内容に魅力を感じたからでした。
理想と現実のギャップ
しかし、実際に業務に就いてみると、思っていた以上に自分がやりたい仕事をすることはできませんでした。
忙しい部署に配属されたこともあり、自分がやりたいと思っていた業務以外の仕事を大量にこなす日々が続きました。
当初思い描いていた「社会的意義のある仕事」「社会に貢献できる仕事」とはかけ離れていました。
それを3年間続けるうちに、「自分は何のために働いているのか?」「誰のために働いているのか?」と疑問を抱くようになりました。
モチベーションの低下
あれほど「やりたい!」と思っていた仕事だったにもかかわらず、気づけば、自分のモチベーションはどんどん下がっていきました。
国民のために仕事をするはずが、いかに早く業務をさばくか、いかに上司向けの報告書を作成するかという考えが頭の9割を占めるようになりました。
本当にやりたかった仕事ができる日は来るのか?そもそもこの仕事で自分がやりたいと思っていた仕事はできるのか?
そう考えたとき、私はこの環境に長く身を置くべきではないと感じました。
組織の非効率さにストレスを感じた

4つ目の理由は、組織の非効率さや無駄が多いことにストレスを感じたことです。
アナログすぎる管理
入職して最初に驚いたのは、出勤時に出勤簿へ印鑑を押すという文化でした。
以前勤めていた民間企業では、パソコンの勤怠システムで出退勤を管理していたため、こんなアナログな出勤管理を続けていることに、正直驚きました。
有給の申請も残業の申請もすべて紙。
「全然デジタル化進んでないじゃないか…」
そんな違和感を抱いたのを今でも覚えています。
ハンコ文化と紙ベースの決裁業務
決裁を受ける時は何でもかんでも印刷して、ハンコを押して回覧するというのが基本でした。
電子決裁が導入されつつあるものの、電子決裁で回すだけでなく、紙でも回すという二重作業を行っていたこともありましたし、ハンコ文化はまだまだ無くならないなと感じました。
また、データで送れば済む書類を、わざわざプリントアウトして、上司がそれにハンコを押し、その後書類をスキャンしてPDF化するみたいなこともしていました。手間が多い多い。
統一されていない指示
さらにストレスだったのが、上司ごとに指示が違い、資料の修正がエンドレスに続くことでした。
例えば、A上司の指示通りに修正したら、B上司に違うと言われ、B上司の指示通りに直したら、C上司にこっちの方がいいと言われる…。
「A上司に見せる→修正→B上司に見せる→修正→C上司に見せる→修正→D長に見せる→修正…」みたいな感じです。
最初から統一した方針を決めてくれれば、こんな無駄な修正をしなくて済むのにと何度も思いました。
ストレスで体調に支障をきたした
5つ目の理由は、ストレスで体調に支障がでてきたことでした。
睡眠障害と慢性的な疲労
まず、睡眠がうまく取れなくなりました。
寝つきが悪く、朝も早くに目が覚めてしまい、睡眠も浅い。
常に睡眠不足が続いているような状態でした。
勤務中に強い睡魔に襲われたり、集中力が続かず、ぼーっとすることも増えました。
疲労とストレスが蓄積し、心身ともに限界を感じるようになりました。
感情のコントロールができなくなった
次第に、家で笑えなくなりました。
職場では普通に過ごせていても、家に帰ると笑えない。
家族に話しかけられても笑えず、代わりに涙が出ることが増えました。
さらに、出勤の電車の中で、何度も涙が溢れるようになりました。
「このままでは、心が壊れてしまうかもしれない」
そう思うようになったのは、この頃からです。
目に見える身体の変化
白髪が急に増えました。
しかも、私だけでなく、1年目の新人も私の上司も白髪だらけ。
それほど、職場全体がストレスフルな環境だったのだと実感しました。
正直、退職を決める直前は、軽いうつ状態だったと思います。
これ以上働き続けたら、心も身体も完全に壊れてしまう。
そう確信し、私は退職を決意しました。
公務員を辞めて良かったこと
ここからは、私が実際に公務員を辞めて良かったと感じたことをお伝えします。
主に以下の4つです。
心が軽くなり、不安やストレスが減った
仕事のことを考えて憂鬱になる時間が劇的に減りました。
公務員時代は休日も仕事のことが頭から離れず、心から休めませんでした。
どこかに出かけようという気持ちにもならなかったです。
しかし、今は休みを純粋に楽しめるようになり、趣味の旅行によく行くようになりました。
また、仕事を辞めてから笑えるようになりました。
睡眠の質も改善し、当時は5時間程度の睡眠だったところ、今は7~8時間寝ています。
公務員時代は、白髪がたくさん生えてきていましたが、今はありません。
同僚や上司も白髪が多かったことを考えると、公務員のストレスは相当だったと実感。
ストレスの少ない生活になったことで、心身ともに健康を取り戻せたことが何よりのメリットです。
プライベートの充実
公務員時代は、頭の中が常に仕事でいっぱいで、プライベートを充実させることができませんでした。
しかし、退職後は自分の時間をしっかり確保できるようになり、生活の質が向上したと感じます。
平日はほとんど定時で帰れるので、ドラマを見たり、youtubeを見たり、家族と話したり、ジムに行ったりと自由な時間が持てるようになりました。
時間の自由度が増えたことで、「人生を楽しむ余裕」が生まれました。
副業に挑戦できるようになった
公務員時代は副業が禁止されていたため、「やってみたい」と思っても挑戦できない状況でした。
しかし、退職後はその制約がなくなり、自分の興味のある分野に自由に挑戦できるようになりました。
「収入を増やしたい」と思ったときに、自分で努力できる環境があることはとても良いことだと思いました。
公務員を辞めたことに後悔しているか

「公務員を辞めたいけど、辞めたら後悔するのでは?」
こう考えて、一歩を踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
私も、公務員を辞める前はずっとその不安を抱えていました。
しかし、最終的には、「精神・身体の健康」と「公務員の安定・福利厚生」を天秤にかけたとき、「健康」の方が大切だと判断しました。
あのまま働き続けていたら、本当にうつ病になっていたかもしれません。
また、仕事内容にも魅力を感じなくなっていたため、辞めたこと自体には後悔していません。
ただ、公務員の福利厚生・社会的地位・ボーナスといった安定性の魅力を感じることは、今でもあります。
でも、それは仕方のないことだと割り切って考えるようにしています。
仕事や環境には「合う・合わない」がある
人それぞれ、向いている仕事や環境、耐えられるストレスの許容範囲は違います。
同じ職場でも、頑張れる人・成果を残せる人もいるでしょう。
でも、私はそれができなかった。
ある意味、公務員として働き続ける能力は自分にはなかったのかもしれません。
でも、それは決して悪いことではなく、自分に合った能力を伸ばせばいいだけだと思うのです。
公務員が合わなかったなら、自分に合う環境を探せばいいと考えるようになりました。
辞めた後の苦労はゼロではない
もちろん、公務員を辞めたデメリットがゼロなわけではありません。
私が感じたデメリットは以下の4つ。
- 年収は100万以上減った
退職後、地方に引っ越したことや、残業が無くなったこともあり、収入は大きく変化しました。 - 転職活動には時間がかかった
私は、次の転職先を決めずに辞めたため、転職活動に半年ほどかかりました。
貯金があったので焦らずに済みましたが、すぐに次の仕事に就きたい人は転職先を決めてから辞めるのがおすすめです。 - 公務員のキャリアは転職市場で評価されにくかった
面接で公務員時代の実績をアピールしても、民間企業の面接官の反応はあまりよくなかったように思います。公務員は民間企業で通用するようなスキルが身に付かないというのは一理あります。 - 福利厚生は公務員のほうが断然良い
健康保険や退職金制度、家賃補助など、公務員の手厚い福利厚生のありがたみを実感しました。
それでも、前に進むしかない
公務員を辞めた後の人生は、決して楽なものではありません。
仕事探しは簡単ではないですし、収入の減少や転職の苦労もありました。
でも、自分に合う仕事を見つけるためには、試してみるしかない。
自己分析を続け、転職活動を進め、それでも見つからなければ自分で起業するという選択肢もある。
「公務員のままでいるべきか」「新しい道に進むべきか」
その答えは人それぞれですが、私は、「自分に合わない環境に無理して居続けること」の方が怖いと感じ、今の道を選びました。
公務員を辞めるべきか迷ったときの判断基準

私は、公務員を辞めるかどうか約1年半悩みました。
「安定した仕事を捨てて後悔しないか?」
「転職先が見つからなかったらどうしよう」
そんな不安が頭をよぎり、すぐには決断できませんでした。
最終的に私は退職を決断しましたが、振り返ってみると「辞めるべきかどうかを判断する基準」がいくつかあったと感じています。
それを今回お伝えしようと思います。
精神的・身体的に限界を感じていないか
出勤が辛すぎで毎朝憂鬱になっていないか
・朝起きるのが辛く、「仕事に行きたくない」と毎日思っている
・会社に行くことを考えるだけで気分が落ち込む
仕事のストレスで体調を崩していないか
・慢性的な疲労、不眠、頭痛、胃痛が続いている
・食欲がない、または過食気味になっている
・電車や職場で涙が出ることがある
これらに当てはまる場合、心や体が悲鳴を上げているサインかもしれません。
公務員は安定した仕事ですが、自分の健康を犠牲にしてまで続けるべきかどうかを考えて下さい。
仕事にやりがいを感じられているか
「この仕事をずっと続けたい」と思えるか
・やりたい仕事ではなく、単なる「作業」になっている
・「この仕事を頑張れば自分の成長につながる」と思えない
毎日の業務が苦痛になっていないか
・「自分は何のために働いているのか?」と疑問を抱くようになった
・「とにかく業務をさばくこと」が目的になり、仕事の意義を感じない
公務員を目指した理由は人それぞれですが、「仕事に対するやりがい」を失った状態で何十年も続けるのは大変です。
もちろん、「仕事=楽しいもの」とは限りません。しかし、「この仕事なら頑張れる」と思えない場合、環境を変えることを考えても良いかもしれません。
今の職場・働き方に適性があるか?
「この働き方が自分に合っているのか?」と冷静に見つめ直すことも大切です。
人間関係がつらすぎないか
上司や同僚との関係がストレスの原因になっていないか、孤独を感じていないか。
公務員の職場は異動や年功序列、人間関係の固定化などがあり、合わない環境だと長期的に心をすり減らしてしまいます。
業務内容に苦手意識がないか
書類作成、電話対応、窓口応対など、公務員の仕事は「正確さ」「丁寧さ」「根気」が求められるものが多いです。
これらの業務に過度なストレスを感じる場合、「向いていないのでは?」という違和感を無視しないようにしましょう。
働き方に窮屈さを感じていないか
公務員が定時で帰れる時代は終わりました。
人員を減らされるのに、業務は増え続ける…
昔からのやり方を踏襲し、新しいやり方を採用しない…
そのような環境で「自由が少ない」「変化が乏しい」と感じる人もいると思います。
公務員という働き方が「安定」であることに魅力を感じられなくなっている場合、それは価値観の変化かもしれません。
自分の性格やライフスタイルに、今の働き方が本当に合っているのか。数年後の自分を想像したときに、「このままでいい」と思えるかどうかを考えてみてください。
経済的な準備はできているか
退職後の生活費や転職活動の資金について、不安がある場合はすぐに辞めるのは危険です。
※精神的に限界が来ている場合を除く。
半年~1年分の生活費を貯めているか
次の仕事がすぐに見つかるとは限りません。
ある程度の貯金を確保したうえで退職するのがおすすめです。
ちなみに私は、社会人になってからずっと貯金を続けていたので、しばらくは無職でもなんとかなると思って退職しました。
退職後のプランを立てているか
「とにかく辞めたい」だけで退職すると、その後の不安でさらにストレスを感じることも。
転職・資格取得・スキルアップなど、次のステップがある程度見えていると安心です。
経済的な不安が少ないほど、退職後の選択肢は広がります。「辞めたい」という感情だけで突っ走らず、現実的な準備も並行して進めていくことが大切です。
「辞めた後に後悔しないか」を考えたか
辞めるという決断は人生において大きな分岐点です。
後悔しそうな理由があるか?
「安定を捨てていいのか」「周囲の目が気になる」「もう少し頑張れるかも」などの迷いがある場合は、一度紙に書き出して整理してみましょう。
残りたい気持ちの“本音”は何か?
「本当はやりがいがある」「職場に理解者がいる」など、ポジティブな理由で迷っているのなら、もう少し様子を見る選択肢もあります。
“辞めたあとの自分”に納得できるか?
たとえ苦労があっても、「あのとき辞めて良かった」と思えるか。将来の自分がどう感じるか、未来の視点で考えてみてください。
公務員を辞めるのにベストなタイミングは
公務員を辞めることを決めたけど、ベストなタイミングはいつかと考える人もいるのではないでしょうか。ずばり、私のおすすめは、5月末、9月末、12月末、3月末です。
ボーナス面で考えるのであれば、5月末・12月末がおすすめです(職場の規定を確認してくださいね)。
職場に迷惑がかからないように辞めたいということであれば、年度末の3月、上半期が終わる9月末がおすすめです。年度や半期の終わりであれば、新採用の人員を確保しやすく、自分が抜けた穴を埋められる可能性が高いため、人員不足を阻止できるいというメリットがあります。
総括:公務員を辞めたいと思っているあなたへ
今回のお話しは、あくまで私の職場環境がそうであったということで、他の環境とは違うかもしれません。
公務員を辞めるかどうかは、簡単に答えが出るものではありません。
でも、「精神・身体的負担」「やりがい」「適性」「経済的な備え」「後悔の有無」――これらの視点で自分を見つめ直すことで、少しずつ答えが見えてくると思います。
1年後、3年後、10年後の自分が笑っていられるように。
「辞める」「続ける」どちらを選んでも、自分に納得できる道を選んでください。